読書のまちづくり

 水俣市では、市民誰もが人生をより深く見つめていくうえで、読書活動は極めて意義深く、多くの示唆を与えるものとして、将来にわたって読む人の感性を磨き、豊かな心を育み、潤いをもたらすものであるとして位置づけ、平成19年11月に「水俣市日本一の読書のまちづくり」を宣言しました。
 そこで、本市の将来像を「すべての市民が読書に親しみ、人生をより深く生きる、生命(いのち)安らぐまち」として、家庭や学校、地域での読書活動を振興し、すべての市民が本に触れ、親しむことのできる読書環境をつくる読書のまちづくりに取り組んでいます。

                《 水俣市日本一の読書のまちづくり宣言 》

 水俣市における歴史や風土は、多彩な文化人を輩出し、市民は文化の香る郷土を誇りとしてきました。しかしながら、近年、電子メディアの発達・普及や生活環境の著しい変化の中で、活字離れ・読書離れが指摘されています。                            
 読書活動は、言葉・感性・表現力・創造力を豊かにし、人生をより深く生きる力を身につけていくうえで、欠くことのできないものであり、私たちの生活をより潤いのあるものにしてくれます。
 水俣の現在を見つめ、そして将来を展望するとき、もやい直しを進める私たち市民にとって、多くの示唆を与える読書活動の意義は極めて大きいものがあります。
 よってここに、すべての市民が読書に親しみ、人生をより深く見つめ、生命(いのち)安らぐまちの実現をめざして、家庭や学校、地域での読書活動を振興し日本一の読書のまちづくりを推進することを宣言します。

                                                     平成19年11月10日                                                                                                                                                               水俣市・水俣市教育委員会

                  《 「読書の日」制定に関する要綱 》
 
 (目的)
第1条 この要綱は、「水俣市読書のまちづくり宣言」に基づき、心豊かで活力ある社会、潤いのある社会を実現する
 ため、 「読書の日」を制定し、家庭や学校、地域で読書を推進することを目的とする。
 (実施期日)
第2条 「読書の日」は、毎月第2・第4土曜日とする。
 (実施機関)
第3条 「読書の日」に関する事業については、水俣市教育委員会が主管し、水俣市読書のまちづくり推進協議会と
 連携して実施し、その他必要がある場合は、他機関と連携するものとする。
 (実施内容)
第4条 「読書の日」に実施する事業は、次の各号のとおりとする。
 (1)家庭での20分間読書運動の推進
 (2)その他読書のまちづくりに必要な事業
 (その他)
第5条 その他必要な事項については、教育長が別に定めるものとする。
   附 則
 この要綱は、平成19年11月10日から施行する。

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